マカオ司法警察局がカジノ施設で立ちんぼの女6人逮捕…中国本土から観光目的で入境

 マカオ司法警察局は11月5日、カジノ及びその周辺における違法活動の撲滅による社会治安の浄化を目的にターゲットを絞った取り締まりを継続する中、同月3日に捜査員7人を動員してカジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区一帯で防犯パトロールを実施したと発表。

 同局によれば、パトロール期間中にIR併設のカジノ施設内で街娼(いわゆる立ちんぼ)の女6人を逮捕し、所持品及び滞在先のホテル客室内から”商売道具”を発見、押収したとのこと。

 6人全員が中国本土出身で、観光を目的とした旅客の立場でマカオ入りした後、客を取って”商売”していたことを認めたという。

マカオ司法警察がマカオ半島新口岸地区一帯で実施した防犯パトロールの様子=2023年11月3日(写真:マカオ司法警察局)

 同局による調査過程で、このうち1人が虚偽の身分を偽っていたことが発覚したため、検察院送致したとし、残る5人についてはマカオで他の犯罪に関与していないことが確認されたことから、マカオ滞在目的と合わない活動に従事したことを理由に身柄を治安警察局の入管部門に引き渡し済みとした。

 マカオでは、アフターコロナでツーリズム市場が急回復する中、犯罪動向も新たな局面を迎えており、警察当局が対応を強化して臨んでいる。

マカオ司法警察がマカオ半島新口岸地区一帯で実施した防犯パトロールで逮捕された女ら=2023年11月3日(写真:マカオ司法警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでウィンマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びウィンパレス(コタイ地区)の両カジノIR(統合型…
  2.  澳門海關(マカオ税関)は2月13日、消費者権益の保護と市場の秩序維持を目的に情報収集及び市内各エ…
  3.  マカオ半島新口岸地区にある統合型リゾート(IR)運営会社は2月13日、同IRのフレンチレストラン…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、マカオ半島でMGMマカオ、コタイ地区で…
  5.  マカオ政府統計・センサス局は2月13日、昨年通期(2024年1〜12月)及び昨年第4四半期(20…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun