マカオの史跡「マリア2世の砦公園」が再オープン

 マカオ市政署(IAM)は12月21日、同月27日にマカオ半島北部にある「馬交石炮台公園(Fortaleza de D. Maria II/マリア2世の砦公園)」を再オープンすると発表。

 公園内の最高地点に位置する史跡の「マリア2世の砦」からは南方向にレザボア(貯水池)やマカオ半島とタイパ島を結ぶ友誼大橋を望むことができるという。

 マカオ政府文化局の資料によれば、マリア2世の砦は当時のポルトガル軍が1852年に(すぐ東に位置する)モンハの砦を補助する目的で建設した不規則六角形の要塞で、大砲、火薬庫、小型貯水池などが設けられ、入口が中世式の吊り橋となっているのが建築上の特徴とのこと。

マリア2世の砦公園正門(写真:IAM)

 また、太平洋戦争中の1943年1月16日に米軍機による爆撃を受けたという。名称はポルトガル女王マリア2世の在位中(1826〜1853年)に建設されたことによる。

 マリア2世の砦公園の再オープン後の開放時間は毎日午前8時から午後5時まで。入園料は無料。

 IAMでは、参観時には規定と注意事項を遵守し、制限エリアのバリアを越えたり、よじ登ったりしないよう呼びかけている。

マリア2世の砦公園上部のテラス部分(写真:IAM)

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