マカオ、2023年11月の消費者物価指数は対前年1.16%上昇

 マカオ政府統計調査局が12月21日に公表した資料によれば、今年(2023年)11月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は105.05で、前年同月から1.16%の上昇だった。

 前年同月からの主な上昇要因は外食費と学費の上昇、さらに衣料品とガソリン価格の値上がりで、豚肉小売価格、住宅家賃、航空券価格、ホームヘルパー報酬の値下がりが一部を相殺したとのこと。分類別では、衣類・履物、教育、食品・ノンアルコール飲料の指数がそれぞれ5.03%、5.02%、2.61%上昇した一方、交通、住宅設備・サービス、住宅・燃料はそれぞれ3.26%、0.75%、0.50%下落。

 また、今年11月の総合消費者物価指数は前月から0.03%上昇。アルコール飲料の小売価格の値上がりと問診サービス費、LPガスの価格上昇を受け、酒・タバコ、医療、住宅・燃料の価格指数がそれぞれ0.71%、0.32%、0.29%上昇。一方、レジャー・文化と交通の価格指数はそれぞれ0.61%、0.22%下落。豚肉と野菜価格の下落が外食費とフルーツ価格の上昇の影響を相殺し、食品・ノンアルコール飲料の価格指数についても0.16%の下落に。

 今年11月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.88%上昇。

マカオの町並み(資料)=2023年8月、マカオ半島東望洋新街にて本紙撮影

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