マカオ、春節ホリデー期間中の出入境者数がコロナ前を超越

 マカオ治安警察局は2月16日、年間最大の多客期のひとつとなる春節ホリデー期間中の出入境関連統計を公表。

 同局によれば、2月9日(農暦の大晦日)から15日(農暦の新年6日目)までの1週間の出入境者数は約403万人(延べ、以下同)、単日平均約57.6万人で、前年同時期から77.5%増、コロナ前2019年同時期の102.4%に上ったとのこと。このうち入境旅客数は114万人、単日平均16.3万人で、前年同時期から153.7%増、2019年同時期の95.1%。入境旅客のピークは12日の約21.7万人、13、14日についてもそれぞれ約20.6万人、約19.7万人と高位が続いたという。

 イミグレーション施設別の状況では、12日の港珠澳大橋と横琴の出入境者数がそれぞれ約13.1万人、約8.2万人となり、過去最多に。このほか、12日のタイパフェリーターミナル(約2.6万人)、13日の外港フェリーターミナル(約1.8万人)と内港フェリーターミナル(約9600人)、14日のマカオ国際空港(約2.4万人)についてもコロナ禍以降の最多記録だったとした。

 なお、最も出入境者数が多かったイミグレーション施設は全体の42%を占めた關閘。以下は港珠澳大橋18.1%、青茂16.6%、横琴11.6%、マカオ国際空港3.9%、タイパフェリーターミナル3.8%、外港フェリーターミナル2.6%、内港フェリーターミナル1.2%の順。

 同局では、中国本土における春節ゴールデンウィークも終盤に差し掛かり、17、18日にかけてインバウンド旅客の出境がピークを迎えることから、各イミグレーション施設の混雑が予想され、市民及び旅客に対し、同局が提供するリアルタイム情報などで事前に最新状況を把握し、混雑を避けるよう呼びかけた。

春節ホリデー期間中のマカオ・關閘イミグレーション施設の様子(写真:マカオ治安警察局)

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