2月カジノ売上40%増―単月過去最高額更新

旧正月連休による追い風の中、2月のカジノ売上が史上最高額を更新した。マカオ政府博彩監察協調局が3月3日に発表した統計によると、2月のカジノ売上は前年同月比40.3%の大幅増となる380億700万パタカ(日本円換算:約4,821.31億円)となり、市場の予想を大きく上回るとともに、昨年10月に記録した月間364.77億パタカを上回る最高額となった。

今年1月、2月の累計でも667.46億パタカとなり、前年同期比23.7%増。米格付け大手のムーディーズが過去10年間のツーリズムマーケットの持続的成長によるマカオの経済と財政の安定などを理由にマカオ特別行政区の格付けをAa3からAa2へ1段階上昇させるとの報道もなされている。

1月の月間カジノ売上がマーケットの予想を下回る前年比7%増、287.39億パタカに留まったことから懸念の声も聞かれたが、2月の結果がそれらすべて一蹴し、マーケットでも再び期待が膨らんでいる。2014年の通年カジノ売上についても、2ケタ成長は手堅く、3月も前年比30%台の上乗せを見込む予想が出されている。また、マスゲーミング(平場)シフトが顕著に進んでいるとされ、カジノ運営各社の利益率向上につながる見通し。

マカオのカジノ(写真はイメージ)―本誌撮影

マカオのカジノ(写真はイメージ)―本誌撮影

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