マカオ政府統計調査局は2月29日、今年（2024年）1月の商品貿易統計を公表。

　今年1月の対外商品貿易総額は前年同月から19.9%増の113.4億パタカ（日本円換算：約2112億円）。貨物輸出総額は22.1%増の11.3億パタカ（約210億円）。再輸出は18.2%増の9.9億パタカ（約184億円）で、靴類、ダイヤモンド・ダイヤモンドネックレスがそれぞれ1.6倍、71.5%増だった一方、カジノ用製品と酒類はそれぞれ85.4%、39.7%減に。マカオ製の商品の輸出は58.7%増の1.4億パタカ（約26億円）となり、このうちペストリーが1.8倍増、銅・銅製品は34.3%減。貨物輸入総額は19.7%増の124.7億パタカ（約2323億円）。このうちカジノ用製品と建築資材はそれぞれ2.6倍、1.0倍増、携帯電話と腕時計はそれぞれ45.5%、10.2%減。単月の貨物貿易赤字は113.4億パタカ（約2112億円）。

　輸出先別では、中国本土が43.1%増の7732万パタカ（約14.4億円）、香港が9.7%増の8.1億パタカ（約151億円）、米国が49.4%増の2816万パタカ（約5.2億円）。品目別では、紡績品・衣料が36.3%増の1.1億パタカ（約20億円）、非紡績商品が20.8%増の10.2億パタカ（約190億円）。

　輸入品の原産地別では、EUが3.4%増の38.4億パタカ（約715億円）、中国本土が22.9%増の36.5億パタカ（約680億円）、香港が119.4%増の9.4億パタカ（約175億円）。輸入元別では、香港が12.2%増の98.5億パタカ（約1835億円）、中国本土が54.1%増の20.0億パタカ（約373億円）。品目別では、消費財が20.3%増の93.5億パタカ（約1742億円）。このうち食品・飲料が21.8億パタカ（約406億円）、ゴールド製ネックレスが13.7億パタカ（約255億円）で、それぞれ30.0%、73.0%増。一方、コスメ・スキンケア製品は1.9%減の11.6億パタカ（約216億円）。このほか、燃料・潤滑油は22.8%増の5.6億パタカ（約104億円）、建築資材は103.9%増の2.8億パタカ（約52億円）、携帯電話は45.5%減の3.9億パタカ（約73億円）に。