マカオ、2023年11月〜2024年1月期の住宅価格指数は231.4…7期連続下落

 マカオ政府統計センサス局は3月8日、2023年11月〜2024年1月期の住宅価格指数を公表。

 総体住宅価格指数は231.4で、前回調査(2023年10〜12月期)から1.1%下落。7期連続下落となった。エリア別ではマカオ半島が0.9%下落の231.2、タイパ島・コロアン島が1.6%下落の231.8。

 ストック物件(中古)の価格指数は1.0%下落の250.0。エリア別にみると、マカオ半島が0.7%下落の240.4、タイパ・コロアン島が1.6%下落の288.0。築年数別では、20年以上と5年以下がそれぞれ2.1%、0.9%下落、11〜20年は3.0%上昇。未完成物件(プレビルド)は1.7%下落の256.3。実用面積別では、50平米以下と50〜74.9平米がそれぞれ2.5%、1.8%下落、100平米以上は2.1%上昇。

 総体住宅価格指数は前年同時期から5.6%下落で、エリア別ではマカオ半島が5.2%、タイパ島・コロアン島が7.4%のそれぞれ下落。

 マカオでは昨年1月初旬のウィズコロナ転換を機にインバウンド市場の回復が進み、景気への波及効果が期待されている一方で、不動産市場については相次ぐ利上げといった懸念材料も存在。今年の年初からは不動産価格抑制策の一部緩和もスタートしたが、目立ったかたちでのポジティブな影響は見受けられない模様。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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