マカオ外港フェリーターミナルの待合室で香港人の高齢男性が死亡

 4月2日夜、マカオ半島新口岸地区にある外港フェリーターミナルの出発待合室内で香港人の男性(70歳)が仰向けに倒れた状態で発見された。

 マカオ司法警察局が4月3日未明に発表した内容によれば、2日午後8時半頃に消防へ通報が寄せられ、救急隊が現場に急行したが、到着した時点で男性は心肺停止状態にあり、搬送先の病院で死亡が確認されたという。

 同局は遺体発見事件として捜査に着手。監視カメラ映像等で男性の直近の足取りを調べたところ、フェリーターミナル近くにある複合施設「海立方(オセアナス)」方面から歩道橋を経由して単独で歩いてフェリーターミナルに到着し、この時点で歩き方が不安定だったことが判明。その後、待合室のベンチに座って倒れるまでの間、男性に近づく人物はいなかったとのこと。

 男性は後頭部に裂傷、また右目の脇に約2センチにも裂傷が認められたが、倒れた際に床やベンチの角にぶつかったことによるものとみられ、事件性はないとの見方を示した上、詳しい死因については司法解剖の結果を待って確定するとした。

マカオ外港フェリーターミナル外観(資料)=2023年11月本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun