マカオで4月30日夜に雹を観測…13年ぶり

 マカオ政府地球物理気象局(SMG)の発表によれば、気圧の谷の影響を受け、4月30日夜にマカオで強い対流現象が発生し、短時間に激しい降雨、多くの雷の発生、突風が吹いたほか、午後9時20分頃にマカオ域内の複数地点で雹(ひょう)を観測したとのこと。

 同局では、当夜の午後7時25分から悪天候に関する特別情報や大雨に関する警報を発令し、午後8時45分に雹に対する事前警告を発出していた。

 マカオで雹が観測されるのは2011年(マカオ国際空港で観測)以来、13年ぶりという。また、レーダーの観測データで、マカオ半島東側の海面で中規模の渦流が発生したことがわかっており、竜巻によるものである可能性も否定できないとした。

 同局では、5月1日から2日にかけてもマカオを含む珠江デルタ地域では引き続き気圧の谷の影響を受け、不安定な天候が続く見込みで、突然の雨や雷雨への注意を呼びかけた。

13年ぶりに雹を観測した4月30日夜の気象当局による警報発出の流れ(図版:SMG)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun