横琴新区大規模SC「友誼広場」起工―マカオ資本初

澳門勵盈投資有限公司とマカオの約30の中小企業が共同開発する大型ショッピングモール「勵盈友誼広場」の起工式が3月28日、横琴新区の建設予定地で行われた。マカオ資本による横琴新区初の大型開発案件として注目される。

モールの敷地面積は3.1万平米、投資予算総額は16億人民元で、ミドルからハイエンドの旅行者に向けた複合商業施設を目指すとしている。建設予定地は横琴新区のマカオへの出入口となる横琴イミグレーションビルの正面で、開業予定は2016年。

マカオの著名設計士が設計を担当するといい、17世紀ポルトガルを代表するマヌエル建築要素を外観に取り込むなど、マカオ独特の東西文化の融合を反映する。ショッピングモール部は100万平米で、リテールショップ、飲食施設のほか、3D映像シアターやスパなども誘致するとしている。

澳門勵盈投資有限公司はマカオのフィッシャーマンズワーフ(澳門漁人碼頭)やランドマークホテル(澳門置地廣場酒店)、北京のレジェンデールホテル(北京勵駿酒店)などのホテル・レジャー施設を傘下に持つ勵盈グループのトップ、周錦輝氏夫妻により2013年設立された企業。

勵盈友誼広場起工式。写真中央が崔世安マカオ行政長官、左端が勵盈グループの周錦輝会長(写真:新聞局)

勵盈友誼広場起工式。写真中央が崔世安マカオ行政長官、左端が勵盈グループの周錦輝会長(写真:新聞局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun