マカオで国際カジノIR展示会「G2Eアジア」と「アジアンIRエキスポ」が同時開催…6月4〜6日

 国際展示会大手のリード・エグジビションズ(RX)は5月3日にマカオで会見を開き、今年(2024年)6月4日から6日までの3日間、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)、ザ・ヴェネチアン・ マカオ併設のコタイエキスポホールで国際カジノIR展示会「G2Eアジア(G2E Asia)2024」と「アジアンIRエキスポ(Asian IR Expo)2024」を同時開催すると発表。

 G2Eアジアは2007年にスタートし、2019年まで13年(回)続けてマカオで開催されてきた。コロナ禍による中断の後、2023年にマカオでのリアル開催が復活し、今年で15回目の節目を迎える。アジアンIRエキスポは前年マカオで初開催され、今年で2回目。

「G2Eアジア2024」と「アジアンIRエキスポ2024」の開催概要について説明を行うRX社プロジェクトダイレクターのベラ・ン氏=2024年5月3日本紙撮影

 同社によれば、両展示会を合わせた会場面積は前年から約33%拡大の2万平米を予定しており、100以上の出展事業者がイノベーティブな製品及びサービスを紹介するほか、アジア(特にタイ及び中東)におけるカジノIR市場の趨勢、カジノIRへの人工知能(AI)・ネットワークセキュリティ技術の応用、スポーツ・アート・エンターテインメントの発展によるIR体験向上などをテーマにした各分野の有識者らによる30以上の専門的なパネルディスカッション及び講演、500以上のビジネスミーティングが行われ、80以上の国と地域から8000人超の来場者を見込んでいるとのこと。

 G2Eアジアといえば、日系のカジノマシン及び関連機器、カジノ用品メーカーなどによる出展やこれまでに日本版IRをテーマにした講演やパネルディスカッションを誘致するなど、日本の存在感が大きい。今回も日本関連の出展者が複数ラインナップし、日本の有識者のパネルディスカッション登壇も予定されている。

 マカオは世界最大規模のカジノ売上を誇る都市であると同時に、G2Eアジアをはじめとする専門性の高いエキジビションを通じて業界の最新トレンドや人材が集うハブとしても存在感を示している。

「G2Eアジア」・「アジアンIRエキスポ」会場エントランスのイメージ(写真:Reed Exhibitions)

関連記事

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は4月29日、同月14日から26日にかけて2025年第1次粤港澳(広東・香…
  2.  マカオ半島・新口岸地区の南湾湖畔に位置する大型ショッピングモール「ワンセントラルマカオ(One …
  3.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は5月1日、今年(2025年)4月の月次カジノ売上(粗収益、…
  4.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  5.  マカオにはコロアン島にハクサビーチ(黒沙海灘)とチョクワンビーチ(竹灣海灘)の2つのパブリックビ…

ピックアップ記事

  1.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

イベントカレンダー

5月 2025
    1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
« 4月   6月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun