サル展示施設を刷新―石排湾郊野公園

マカオ政府民政総署は4月1日、コロアン島の石排湾郊野公園で工事を進めてきた新しいサルの展示施設が完成したと発表。同署では動物の飼育及び展示環境の改善を進めており、今回の新施設もサルの生活特性に合った設計になっているという。

新しいサルの展示施設は6個の屋外活動エリア、6個の室内獣舎、2個の隔離検査場で構成される。屋外活動エリアは広さ20平米、高さ8メートルで、サルの生態に合わせて高さに余裕を持たせた。また、原木や麻縄などを配置し、自然の生態に近い環境を再現している。獣舎は自然光が入る設計で、冷暖房を完備した。石排湾郊野公園では現在5種類のサルが飼育、展示されている。

民政総署では今後も石排湾郊野公園内の既存施設についてリニューアルや希少動物の導入を進めていく予定。また、他地域の動物園との協力を得て、動物の交換などの交流も行う考えという。

石排湾郊野公園の新しいサル展示施設(IACM)

石排湾郊野公園の新しいサル展示施設(IACM)

 

屋外活動エリア(IACM)

屋外活動エリア(IACM)

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