マカオ、2024年1Qのエネルギー総消費量が9%増…大型総合病院のオープンや人口増など受け

 マカオ政府統計・センサス局が5月21日に公表した最新のエネルギー統計資料によれば、マカオの今年第1四半期(2024年1〜3月)のエネルギー総消費量は前年同時期から9.0%増だったとのこと。

 エネルギー分類別では、全体の59.2%を占める電力の消費量が9.5%増(政府機関用21.9%増、家庭用13.1%増、事業用10.1%増)となり、期内に新総合医療施設(公立総合病院のマカオ協和醫院)のオープンや人口増、また大型レジャー・エンターテインメント施設の使用開始があったことなどを増加要因として挙げた。

 このほか、液化石油ガスの消費量は事業用が5.1%増だったことを受けて1.0%増、天然ガスについては発電用が増えたことで29.8%増に。

 今年第1四半期の発電量は17.0%増、電力輸入量は8.7%増、天然ガス輸入量は3.3%減。

 都市ガス、プロパンガス、自動車用無鉛ガソリン、自動車用軽油の平均小売価格はそれぞれ7.7%、6.9%、2.8%、2.4%。

 マカオではアフターコロナとなった昨年の年初から社会・経済活動の正常化が進んでいる。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun