九澳トンネル今秋着工―15分短縮効果

マカオ国際空港に近いコタイ地区東部とコロアン島の九澳地区を結ぶ九澳トンネルが今年(2014年)秋にも着工の見通しとなった。トンネル全長は約500メートル、4車線道路で、工期は最長930日(約3年)を予定している。

4月25日、マカオ政府インフラ事務所が公開入札を行い、8社が応札。応札価格は最低が2億5410万パタカ、最高が5億4530パタカだったという。

九澳地区には貨物用の港湾施設があり、マカオの経済発展に伴い稼働率が高まっている。現在、コタイ地区とコロアン島の九澳地区の間は山間部の2車線道路、九澳高頂馬路を経由する必要があり、物資などを積載した大型トラックの往来による路面の破損に加え、交通渋滞や騒音といった環境問題が懸念されていた。

トンネル開通によって九澳高頂馬路を経由するルートと比べて約15分の時間短縮効果があるという。

コロアン島へのアクセスがますます便利に(資料)―本紙撮影

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