マカオIR運営サンズチャイナとOTAアゴダが提携…旅客ソースの多元化目指す

 マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は9月5日、オンライントラベルエージェンシー(OTA)のアゴダと包括的なパートナーシップを締結し、双方が今年(2024年)第4四半期以降に(中国本土・香港・台湾以外の)国際旅客ソース市場を対象としたさまざまなデスティネーションとしてのマカオのプロモーションを展開すると発表。

 両社はマカオのツーリズム市場の全体的な発展を促進するため、互恵的なパートナーシップでそれぞれのリソースと強みを活用するとのこと。具体的な内容として、サンズチャイナ傘下施設の市場認知度とコンバーション率を高めるための共同プロモーションのほか、海外のハイエンド旅客のマカオへの誘致につながるカスタマイズ商品・体験を開発、サンズチャイナ傘下施設とフライトのクロスセールスを促進するアゴダの新機能の立ち上げによる提案強化などを予定しているという。

 同社では、今回の両社の提携による各種プロモーションはマカオの旅行市場全体の発展を促進するもので、旅客ソースのダイバーシティ化に寄与できるとの考えを示した。

サンズチャイナ傘下のIR群のイメージ(写真:Sands China Ltd.)

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