G2Eアジア2014閉幕、日本勢存在感

5月20~22日の3日間、ヴェネチアンマカオのコタイエキスポホールでG2Eアジア2014が開催された。アジア最大のゲーミング関連エキジビションG2Eアジアは毎年この時期に開催され、今年で8年目。今回の出展社数は160、展覧面積は前回から16%増の8,640平米超となった。3日間の会期中のビジター数は約6,500名。

今回のG2Eでは、カジノ解禁間近の状況にある日本に対する関心が高く、業界関係者向けセミナーでも主要テーマとして取り上げられた。また、日本企業による出展や視察に訪れる日本人の姿も目立ち、日本勢の存在感を示す形となった。

日本企業で注目を集めたのがのG2E初出展となるセガサミークリエイションズ。セガサミーグループが2013年に立ち上げたゲーミング機器メーカーで、新たに開発した3台の大型電子ゲーミングマシンを会場で初披露。同じく初出展となるソニーがサーベランスシステム、凸版印刷が多点タッチが可能となるタッチディスプレーやメンバーシップカード発行システムをそれぞれ展示。この他、すでにマカオのカジノへ納品実績のあるアルゼゲーミングなどのゲーミング機器、JCMグローバル、グローリーなどのシステム、マツイやエンゼルといったチップ及びトランプメーカーなど、多数の日系企業も出展を行った。

今後、アジアのゲーミング情報のハブとして日本企業からマカオへの注目度がさらに増大するものとみられる。

セガサミークリエーションが出展したラッキーホイールマシン「寶龍大乾坤」(資料)―本紙撮影

セガサミークリエーションが出展したラッキーホイールマシン「寶龍大乾坤」(資料)―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  毎年5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日」にあたり、世界共通のテーマに沿って世界各地で…
  2.  マカオ政府統計・センサス局は5月21日、マカオにおける今年第1四半期(2025年1〜3月)の小売…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は5月21日、今年(2025年)4月の訪マカオ外客数(イン…
  4.  マカオ治安警察局は5月20日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノの入口にある保安ゲ…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は5月19日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の趨勢に関する情報収集・…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun