マカオLRT東線、2029年下半期開通目標に向け建設工事は順調に進捗…建設当局

 マカオ政府公共建設局(DSOP)は5月24日、新交通システム「マカオLRT」の新線「東線(イーストライン)」の工事進捗状況を明らかにした。

 東線は、既存のタイパ線タイパフェリーターミナル駅からマカオ半島東部沖に造成中の埋立地を経由してマカオ半島北端にある關閘イミグレーション前を結ぶ全線地下、全長約7.7キロの路線。

 同局によれば、東線の土木工事は2023年第3四半期に着工し、2028年第1四半期に完工予定とのこと。土木工事を終えた後、走行システムの設置・試験の実施を経て、2029年下半期の全線開通が目標で、そこに向けて邁進しているという。

 同局では、最近開業したばかりのタイパ線の媽閣延伸部、横琴線、石排灣線の場合と開通に向けた流れは同様で、これら3線とも予定通りに進捗したことから、上記の東線開通目標も実現可能との見方を示した。

2025年5月7日に発進したマカオLRT東線の北側区間のシールド機「濠江先鋒1號」のイメージ(写真:DSOP)

 目下、東線の建設工事については、走行システムの構築に着手したほか、各地下駅、シールドトンネルとタイパ線の高架部との接続といった工程が計画通りに進んでおり、一部については予定より早くマイルストーンを達成しているとのこと。今月(5月)7日には北側区間のシールド機が発進、また28日には南側区間のシールド機も発進予定で、すでにプロジェクト進捗度は41%に達し、予算も含めて想定通りという。

 なお、關閘イミグレーション最寄りの仮称「ES1駅」の設計変更(駅とイミグレーション施設の直結実現による利便性向上策)による完工時期への影響は現時点でないとした。

マカオLRT東線プロジェクトのイメージ。北段が北側区間、南段が南側区間を指す(図版:DSOP)

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