マカオLRTが台風シグナル8解除後の運行再開所要時間を短縮
- 2025/6/26 18:17
- 産業・経済
目下、マカオでは台風シーズンを迎えている。マカオには台風警報にあたる「シグナル」(低→高の順で1、3、8、9、10)と呼ばれるものが存在し、8以上が発令された場合には公共交通機関が全面的に運休となり、運行(運航)再開はシグナルが8から3以下に引き下げられた後、段階的に進められる。
なお、台風シグナルは気象当局が事前に発令及び解除時間の目安を明らかにするのが通例となっている。
マカオの新交通システム「マカオLRT」運営会社は6月25日、台風シグナル8の発令に伴う運休前の最終列車の発車時間とシグナルの8から3以下への引き下げ後の運行再開までの所要時間についての改善を発表した。具体的な措置については、以下の通り。

<台風シグナル8以上が発令されていない状況>
・全線通常運行
<台風シグナル8以上の発令中>
・全線運休
<台風シグナル8の発令前の最終列車>
・横琴線(蓮花駅発):発令約10分前
・石排灣線(協和醫院駅発):発令約15分前
・その他(始発駅基準):発令約40分前
<台風シグナル8から3以下へ引き下げ後の運行再開>*一般状況下
・横琴線:即時
・タイパ線(協和醫院駅発海洋駅行):約5分後
・タイパ線(蓮花駅発タイパフェリーターミナル駅行):約15分後
・タイパ線(タイパフェリーターミナル駅発海洋駅行):約30分後
・タイパ線(媽閣駅発タイパフェリーターミナル駅行):約40分後
・石排灣線:約20分後
マカオLRTの台風シグナル8から3以下へ引き下げ後の運行再開について、従来は約2時間かかるとされており、路線バスと比較して所要時間が長いことが社会的関心事となっていた。なお、同社によれば、実際の運行再開時間は路線の点検の状況により変更が生じる可能性があるとのこと。同社では、乗客に対して台風時は時間に余裕を持って出かけてほしいとし、公式ホームページや公式SNSアカウントの最新情報に留意するよう呼びかけている。




















