違法タクシーに対する一斉摘発実施

マカオ政府治安警察局は7月10日、同日交通事務局と合同で新口岸地区一帯、出入境施設周辺、コタイ地区で違法タクシーに対する一斉摘発を実施したことを発表。両局は違法タクシー問題に対して高い関心を持ち、対応人員の増強及び摘発活動を増やして違法行為撲滅を図りたいとしている。

統計によると、今年上半期に両局が行った検挙活動は166回あり、291件の違法事案を発見している。交通事務局による通常巡回では397件の違法行為が確認されており、うち法外な運賃が300件、乗車拒否が82件、許可証の未掲出、許可証記載内容不備、その他違反行為がそれぞれ5件ずつあった。さらに、別の取り締まりにおいて224件の道路交通法違反を行ったタクシードライバーが検挙されている。

マカオの法律では、法外な価格で客を乗せた場合、乗車拒否及び乗客指定場所への移動を拒否した場合のそれぞれについて、罰金1000パタカと規定されている。

当局では違法タクシーを発見した場合に、下記に通報を行うよう呼びかけている。その際、連絡先、ナンバープレート、時間、場所、経緯、レシート、タクシー許可証などの情報を提供することで、処理がスムーズになるとしている。

【違法タクシー通報先】
・治安警察局交通廳
2837-4214
・交通事務專線
8866-6363
・治安警察局Eメール
psp-info@fsm.gov.mo
・交通事務局Eメール
info@dsat.gov.mo

7月10日に行われた治安警察局と交通事務局合同の一斉摘発の様子(写真:治安警察局)

7月10日に行われた治安警察局と交通事務局合同の一斉摘発の様子(写真:治安警察局)

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