住民怒る、同じ場所で3年で8度の道路工事―マカオ

タイパ島の観光地、タイパヴィレッジへの入口となる飛能便度街について、2012、13年に7度の道路工事が実施され、毎回のように1ヶ月以上通行止めとなった。同じ場所で来週月曜日(8月11日)から実に3年間で8度目となる工事が行われることとなり、近隣住民やリテール業者が不満の声を上げている。工期は約1ヶ月。

8月10日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。8月9日、施工者のマカオ政府民総署と近隣住民及びリテール業者代表の間で座談会形式のコミュニケーションの場が設けられ、代表者から政府に対して不満や疑問を投げかけるかたちとなった。

民政総署の説明によると、当該エリアの下水管は20年前に設置されたもので、老朽化が進んでおり、複数回のメンテナンスを行ってきたが、ある箇所の補修を完了すると別の箇所で新たな問題が発生するなどを繰り返したという。近年、新しい建築物が増えたことに伴い下水量が増加していることが原因とし、根本解決策として大型下水管への入れ替えを決意し、過去2年で約半年間に渡る大工事を行った。なお、この際に政府は「神に誓ってこれが最後」と住民代表に説明したとのことだが、その後、路上に汚染水が漏れ出す状況も確認できたため、今回の工事に至ったとを説明している。

飛能便度街(資料)―本紙撮影

飛能便度街(資料)―本紙撮影

マカオでは最近になって各所で道路工事が増えている状況で、交通渋滞による通勤や通学への影響、近隣リテール業者の売上減を懸念する声などとともに、税金の無駄遣いではとの指摘も多い。

一方、ここ十年のマカオの急速な経済発展や人口増と比較し、老朽化した基礎インフラの更新作業が現状に追いついていないことも事実だ。住民にとっては、しばらくの間、我慢を強いられることになるかもしれない。

なお、タイパヴィレッジへ向かう路線バスの多くが飛能便度街を経由するため、工事期間中は運行ルートの変更が実施される。

工事期間中の道路規制

工事期間中の道路規制


住民代表と民政総署、交通事務局による座談会

住民代表と民政総署、交通事務局による座談会

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