マカオ政府、抗日戦勝記念行事開催―中国で記念日化後初

マカオ政府報道官事務所は8月21日、今年(2014年)9月3日の中国人民抗日戦争勝利記念日(中國人民抗日戰爭勝利紀念日)に合わせ、マカオ政府が記念行事を開催することを発表した。抗日戦勝記念日は今年(2014年)2月27日に中国の全国人民代表大会常務委員会で記念日化が通過・決定したもの。

マカオ政府主催の抗日戦勝記念行事は9月3日午前9時からコロアン島のマカオ保安部隊グラウンドで開催を予定しており、マカオ政府行政長官をはじめ、中央政府駐香港連絡弁公室(中連弁)、人民解放軍駐マカオ部隊、外交部中マカオ特派員公署の首脳、マカオの各業界の代表らが出席するという。

マカオは中華人民共和国の一部であり、中央と歩調を合わせ「反日」政策を推進するのは当然のこと受け取ることもできる。一方、マカオは中国本土や香港と比較して「親日」の市民が多いエリアとしても知られていることから、今回のイベントが一般層の間でどれだけの共感を得られるかについても注目される。マカオ政府はスポーツや文化、ビジネス分野における日本との交流にも積極的であることも事実で、極端に反日政策一辺倒というわけではなく、全体的には友好的といえる。

中国国旗とマカオ特別行政区旗(写真はイメージ)―本紙撮影

中国国旗とマカオ特別行政区旗(写真はイメージ)―本紙撮影

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