マカオカジノ大手メルコ・クラウン、14年Q3決算1割減収

マカオでカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設、シティ・オブ・ドリームズ(新濠天地)、アルティラ マカオ(澳門新濠鋒)などを運営するカジノ大手のメルコ・クラウン・エンタテインメント(新濠博亜娯楽)は11月6日、今年(2014年)第3四半期の決算報告を発表。売上高は11.24億米ドル(日本円換算:1297億円)、調整後プロパティEBITDAは3.05億米ドル(約352億円)となり、それぞれ前年同期比約10%減。

減収の主要因はグループカジノにおけるローリングチップ売上の減少によるもの。マスゲーミング(平場カジノ)部門の伸長により、減収幅の一部が相殺されたという。

米国会計基準によるメルコ・クラウン・エンタテインメントに帰属する純利益は約26%減の1.32億米ドル(約152億円)、米国預託証券(ADR)1株あたり利益は約27%減の0.24米ドル(約28円)。非支配持ち分帰属の損失額は2360万米ドル(約27億円)で、マカオ・コタイ地区とフィリピン・マニラベイで開発中のスタジオ・シティ(新濠影匯)及びシティ・オブ・ドリームズ マニラ(City of Dreams Manila)に関するもの。

メルコ・クラウン・エンタテインメントのローレンス・ホー共同会長兼CEOは第3四半期の決算内容について、依然としてVIPカジノマーケットは試練が続いているが、マス部門が好調なことから、安定した事業運営と財務業績をキープできているとコメントしている。

マカオ・コタイ地区にあるメルコ・クラウン・エンタテインメントの旗艦施設、シティ・オブ・ドリームズでは、ゲーミング(カジノ)売上に占めるマスゲーミングテーブルの割合が24%増となり、マーケット平均の伸長率16.2%を大きく上回った。ホー氏は、シティ・オブド・リームズがゲーミングとノンゲーミングをバランスよく配置している複合施設である点をマス好調の理由として挙げ、今後もマカオの総合レジャー・エンターテインメント施設業界をリードする存在であり続けると自信をみせた。

メルコ・クラウン・エンタテインメントがコタイ地区で開発を進めているスタジオ・シティは映画をテーマにした総合エンタテインメントリゾートで、開業予定は2015年中頃。シティ・オブ・ドリームズ マニラは今年12月にテストオープン、2015年第1四半期にグランドオープニングを予定しているとのこと。

メルコ・クラウン・エンターテイメント社が運営するカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設、シティ・オブ・ドリームズ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

メルコ・クラウン・エンターテイメント社が運営するカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設、シティ・オブ・ドリームズ(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

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