マカオのタクシー料金2年半ぶり値上げ 初乗り17パタカに 今年末実施

マカオ政府交通事務局交通管理庁は11月20日、地元タクシー業界が政府に提出していた料金値上げ要望についての検討を終えたとし、今年(2014年)末にも値上げを実施する方向であることを明らかにした。

具体的には、初乗り(1.6キロ)運賃を現在の15パタカ(日本円換算:約221円)から17パタカ(約251円)とし、加算料金を230メートルあたり1.5パタカ(約22円)から260メートルあたり2パタカ(約30円)とする。また、停車時の加算については1分あたり1.5パタカを2パタカとする。その他の加算料金については現行と変わらず。

交通管理庁によると、マカオの物価、燃油価格、車輌のメンテナンス費用、ドライバーの給与、市民の受忍度などを考慮の上で値上げを判断したという。また、業界から提出のあった要望と比較して実際の値上げ幅を小さくしたとし、市民へ理解を求めた。

マカオのタクシー料金の値上げは、2012年7月以来、約2年半ぶりとなる。

マカオのタクシー(資料写真)—本紙撮影

マカオのタクシー(資料写真)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  2.  マカオ政府地球物理気象局(SMG)は5月3日、今年(2024年)4月の天気レビューを発表。 …
  3.  国際展示会大手のリード・エグジビションズ(RX)は5月3日にマカオで会見を開き、今年(2024年…
  4.  マカオ政府財政局(DSF)が5月2日に公表した最新統計によれば、今年(2024年)4月前半の住宅…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun