マカオのカジノ王、93歳誕生日に発熱で入院も経過は順調

「賭王(カジノ王)」こと、マカオの大手カジノ運営企業SJMホールディングス会長のスタンレー・ホー博士が、今月(11月)25日に93歳の誕生日を迎えた。

地元有力紙「澳門日報」が11月29日付紙面で報じたところ、ホー氏は誕生日の当日に発熱のため入院したという。11月28日、第4夫人のアンジェラ・リョン氏(SJMグループ取締役、マカオ立法議会議員)がホー会長の入院先、香港・養和医院を訪れ、面会を行った。約2時間の面会を終えた後、メディアの取材に明るい表情で応対し、退院日については未定だが、すでに熱は下がって経過は良好と明かした。なお、前日には第3夫人家族が面会に訪れていた。

ホー博士は1962年から2002年まで、約40年間にわたってマカオのカジノライセンスを独占していた人物。マカオのカジノ付き大型IR(統合型リゾート)施設、MGMマカオを運営するMGMチャイナ社のパンジー・ホー会長、シティ・オブ・ドリームズを運営するメルコ・クラウン・エンターテインメント社のローレンス・ホー共同会長兼CEOはともに実子。

近年は香港の自宅で静養しており、公的な場に姿を現すことがない状態が続いている。

SJMホールディングス会長のスタンレー・ホー博士(資料写真)=2008年頃撮影(写真:SJM Holdings)

SJMホールディングス会長のスタンレー・ホー博士(資料写真)=2008年頃撮影(写真:SJM Holdings)

関連記事

最近の記事

  1.  毎年5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日」にあたり、世界共通のテーマに沿って世界各地で…
  2.  マカオ政府統計・センサス局は5月21日、マカオにおける今年第1四半期(2025年1〜3月)の小売…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は5月21日、今年(2025年)4月の訪マカオ外客数(イン…
  4.  マカオ治安警察局は5月20日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノの入口にある保安ゲ…
  5.  澳門海關(マカオ税関)は5月19日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の趨勢に関する情報収集・…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  4月30日、マカオ立法会と政府との間で2025年施政方針の運輸・工務領域における政策討論が行われ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun