台湾の留学生数9万人=中国本土出身が3割で首位、マカオは4位

台湾との交流が盛んなマカオでは、台湾の大学へ進学する学生の割合が高い。2月7日にマカオで開催された台湾進学フェアに出席した台湾のマカオにおける窓口機関、マカオ台北経済文化代表処の盧長水主任によると、近年、マカオの高校卒業生のうち、およそ2割にあたる約1100が台湾の大学へ進学しているという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が2月8日付紙面で報じた。盧主任は、台湾の高等教育が国際化傾向にあり、教育水準についても国際的評価を得たことなどから、多くの国や地域から台湾へ進学する学生が増えているとの見方を示した。昨年(2014年)の統計によると、台湾で学ぶ留学生の数は9万人超に達しているという。出身地別では、トップが中国本土の3万3000人、2位が1万3000人のマレーシア、3位が6000人の香港、4位が4500人のマカオ。かつて首位だったマカオは、その他地域からの留学生が増えたことで順位こそ4位となったが、人数そのものに大きな変化はないという。

マカオ台北経済文化代表処が管轄する「澳門國父紀念館(マカオ孫文記念館)」(資料)=マカオ・文第士街—本紙撮影

マカオ台北経済文化代表処が管轄する「澳門國父紀念館(マカオ孫文記念館)」(資料)=マカオ・文第士街—本紙撮影

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