ビットコイン取引の8割が人民元、中国当局の悩みの種=マカオの質店にATM類似機設置で支持集まる?

大手金融機関ゴールドマン・サックスによると、仮想通貨ビットコインから人民元、人民元からビットコインの双方向の「両替」がビットコイン取引全体のおよそ8割を占めるという。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が「ブルームバーグ」の報道を引用して報じた。ビットコインについては通貨コントロール、マネーロンダリング対策が及ばないことから、中国当局の悩みの種になっているとのこと。

ビットコインが中国本土ユーザーに支持されている理由として、カジノ都市マカオの質屋の中にATM(現金自動預払機)に似た機能を持つマシンが設置されていることを挙げている。中国本土から香港・マカオを含む海外へ出境する際、現金の持ち出し額に上限が設定されている。また、クレジットカードを使ったキャッシングについても同様だ。そのため、中国本土からマカオを訪れるギャンブラーの間では、貴金属などを身につけてマカオ入りし、質店で現金化する手段が一般化している。

本紙が取材を行ったところ、2014年夏頃からマカオの複数の質店に香港の「比特通(Bitcoinnect)」が展開するATMのような形をしたビットコインベンディングキオスクが設置されていることがわかった。このシステムを利用した取引により、香港ドルの現金を「引き出す」ことが事実上可能となる。

マカオの質店に設置されている比特通(Bitcoinnect)のビットコインベンディングキオスク。写真の人物は比特通CEOの梁氏とオペレーションダイレクターの葉氏(写真:比特通ウェブサイトより)

マカオの質店に設置されている比特通(Bitcoinnect)のビットコインベンディングキオスク。写真の人物は比特通CEOの梁氏とオペレーションダイレクターの葉氏(写真:比特通ウェブサイトより)

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