マカオのカジノIR運営大手メルコ・リゾーツ&エンターテイメント、豪クラウン・リゾートとの合弁解消…日本進出に全力

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、メルコ・リゾーツ&エンターテイメント(旧メルコ・クラウン・エンターテインメント)は5月8日、同月15日付で豪クラウン・リゾートが保有する株式を買い取り、合弁関係を解消すると発表した。

両社間の日本における合弁企業設立協議についても同時に終了するとのこと。

メルコ・リゾーツ&エンターテイメントのローレンス・ホー会長兼CEOは、これまでの10年間でクラウン・リゾートと肩を並べて数々の輝かしい実績を打ち立ててきたことを振り返り、感無量であるとコメント。また、今後はメルコ・リゾーツ&エンターテイメントとして成長を見込める日本市場に進出に全力を尽くすとした。

メルコ・リゾーツ&エンターテイメントはマカオ・タイパ島で「アルティラマカオ」、コタイ地区で「シティ・オブ・ドリームズ マカオ」及び「スタジオ・シティ マカオ」の大型IR(統合型リゾート)を運営するほか、「モカ」ブランドのスロット専門カジノ施設を市内各所に展開。また、フィリピン・マニラで「シティ・オブ・ドリームズ マニラ」を運営するなど、マカオ以外の市場へも進出している。

シティ・オブ・ドリームズ マカオ(資料)-2017年1月、本紙撮影

シティ・オブ・ドリームズ マカオ(資料)-2017年1月、本紙撮影

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