マカオの19年1〜7月累計カジノ税収2.3%増の約8788億円…歳入の9割弱占める=年度進捗率は68.4%

マカオ政府財政局が8月15日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年(2019年)1〜7月累計の歳入は前年の同じ時期から1.4%増の770億3669.8万マカオパタカ(日本円換算:約1兆0073億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は65.7%だった。

このうち、ゲーミング(カジノ)税収は2.3%増の672億1220.2万マカオパタカ(約8788億円)で、年度予算執行率は68.4%。歳入に占めるゲーミング税の割合は87.2%。

マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。

歳出は2.8%減の414億3480.2万マカオパタカ(約5418億円)で、年度予算執行率は41.7%にとどまった。投資計画分が対前年で大幅減となったためで、経常性費用に限ると12.4%増。

財政収支は356億0189.5万マカオパタカ(約4655億円)の黒字で、前年同期から10.1%増、年度予算執行率は197.1%に達している。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオの統合型リゾート(IR)運営SJMリゾーツ社は4月16日、国際的に権威ある格付け機構として…
  2.  マカオ治安警察局は4月15日、マカオ半島中区の福隆新街にあるホテルの客室に侵入し、現金を盗んだと…
  3.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで4月15日、「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールド…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)などを運営するSJMリゾーツは4月15日、コタイ地区にある同社旗艦…
  5.  マカオで「ウィン」ブランドの統合型リゾート(IR)を運営するウィン社は4月13日、世界中から集ま…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun