マカオのカジノで従業員のマスク着用義務化がスタート…春節連休中も当局が24時間体制で新型コロナウイルス防疫措置の実施状況監督

 中国・湖北省武漢市で集団発生している新型コロナウイルスによる肺炎(通称:武漢原因不明肺炎)について、世界各地で感染拡大に対する懸念が高まっており、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも近日政府が矢継ぎ早に各種防疫対策を打ち出している。

 マカオにおいて確認された新型コロナウイルス感染者は1月23日午後6時(現地時間)までに2名で、いずれも武漢からの旅客となっている。

 マカオ政府は防疫対策の一環として、22日付でマカオにあるすべてのカジノ施設のゲーミングフロアでの業務に従事するスタッフに対する業務中のマスク着用令を発出した。効力は2月22日までの1ヶ月間。

マカオのカジノ施設における従業員のマスク着用状況(写真:DICJ)

 マカオのカジノ規制当局にあたる博彩監察協調局は23日午後にプレスリリースを発出し、カジノ従業員着用令の実施状況を確認するため、マカオにある全39カ所のカジノ施設に対する巡回を行ったと発表。結果、全施設においてマスク着用及び清掃体制の強化が正しく実施されていることが確認できた押した。

 このほか、DICJでは1月初旬からゲスト用及び従業員用入口に体温検測装置の導入を進めるなど、カジノ施設における防疫対策を進めてきた。

 マカオではまもなく春節(旧正月)連休がスタートするが、DICJによれば、連休中についても通常通り24時間体制で査察官をカジノ施設に駐在させ、防疫措置の実施状況を監督するとした。

マカオのカジノ施設における従業員のマスク着用状況(写真:DICJ)

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