マカオ、官民共同で展開する無料Wi-Fiスポットが約560ヶ所に…2年半で倍増

 マカオでは、2010年から政府が「Wi-Fi GO」のブランド名で旅客及び市民に向けた公共エリアにおける無料Wi-Fiの整備が進められてきた。

 その後、2017年末に「FreeWiFi.MO」へ名称変更すると同時に、大手通信事業者、統合型リゾートリゾート(IR)、ホテル、教育機関、病院、病院、デパート、交通機関などの民間事業者の参加を呼びかけた。このほどマカオ政府郵電局が発表した最新資料によれば、サービススポット数は名称変更時に280ヶ所だったが、2年半後の2020年9月には倍増となる560ヶ所超に達したとのこと。

 560ヶ所とい数字だけを見ると物足りなく感じるかもしれないが、マカオの面積は約30平方キロ、東京の山手線の内側のちょうど半分に相当するコンパクトな街であることから、密度は極めて高いといえる。

 利用にあたって事前登録の必要はない。SSIDは「FreeWiFi.MO by(サービス提供者名)」で、1日あたり最大30分間(接続回数の制限なし)まで利用することができる。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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