香港、新型コロナ市中感染確認52日連続ゼロ…輸入性は3人=11/29、ここまでのオミクロン株感染者は3人で市中への流入なし

(2021/11/29 20:14 配信)

珠江デルタ

 人口約740万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、5月末に終息した。

 6月以降は、上旬に1家族の女性3人の市中感染例、24日と27日にかけて空港での業務に従事する男性1人とその密接接触者の1人、7月2日に検疫用ホテルの清掃作業員の女性1人、11日に空港での業務に従事する男性1人の輸入関連性感染確認例(いずれも当初市中感染例からの変更)、8月5日には建設作業員(感染経路不明、これまで感染確認に至らなかった無症状感染者の再陽性事例)、8月17日に空港ラウンジ職員(感染経路不明、L452R変異株)、10月8日に空港カーゴ部門従事者(感染経路不明、L452R変異株)の市中感染確認があったが、市中における連鎖的な伝播は出現していない。

 香港衛生当局の発表によれば、11月29日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は3人で、すべて輸入性(海外からの入境者)とのこと。市中感染確認例に限ると52日連続ゼロを維持した。

 輸入性の患者3人は11月21日から28日にかけてインド(アラブ首長国連邦経由)、カナダ、フィンランド・シンガポールからそれぞれ空路香港へ到着。全員ワクチン2回接種済みで、L452R変異株感染。フィンランド・シンガポールから到着の患者は航空会社のクルー。

 香港における過去14日間(11月15〜28日)累計の新規感染確認は46人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万2431人(擬似事案1人含む)。

 香港の11月29日午後7時時点のワクチン接種率は70.5%(1回目の接種完了)、67.3%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は943万5644回、1日あたり接種回数は2万1541回(7日移動平均値1万9232回)。香港ではワクチンが充足している状況で、政府は9月末までに免疫の壁を構築するのに必要とする目標の接種率7割(1回目接種完了)を突破できるとする見通し示していたが、9月以降は接種回数の低迷が顕著で、11月23日にようやく達成された。なお、11月11日から3回目の接種(ブースター接種)がスタートし、上述の接種回数には3回目も含んだものとなっている。3回目の累計接種回数は15万6403回。

 香港衛生当局では、近日の輸入性感染確認例のうち、ワクチン接種を完了している患者も少なくないとし、不要不急の外遊(特に高リスク地域)及び外地における不必要な大型集会やイベントへの参加を控えるとともに、外地滞在中はマスクの着用し続け、個人・環境衛生管理に努めるよう呼びかけている。

 このほか、香港政府食品・衛生局のソニア・チャン局長は11月29日の記者会見において、同日までに香港で確認された新たな変異株「オミクロン株」の感染者は3人で、閉塞管理状態の中で発見に至っており、市中への流入はないと強調した。香港政府は、オミクロン株へ強い警戒を示しており、これに対応するための水際措置の強化を進めている。

香港のイメージ=香港島・中環にて本紙撮影

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