マカオカジノIR運営ウィンマカオが2022年1Q業績発表…赤字幅拡大

 マカオでウィンマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びウィンパレス(コタイ地区)の両カジノIR(統合型リゾート)施設を運営するウィンマカオは5月11日、今年第1四半期(2022年1〜3月)の業績を発表。

 営業収入は前年同期比28%減の約2.98億米ドル(日本円換算:約388億円)。減収要因として新型コロナによる渡航制限及び防疫措置による影響を挙げた。

 また、株主に帰属する純利益は前年同時期の約1.88億米ドル(約245億円)の赤字で、赤字幅は前年同期から17%近く拡大した。

 今年第1四半期の業績については、すでに発表済みの同業他社についても苦戦を余儀なくされた様子が窺える。

ウィンマカオ社の旗艦IR施設「ウィンパレス」正面外観(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

ウィンマカオ社の旗艦IR施設「ウィンパレス」正面外観(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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