中国、春節の映画館売上過去最高の68億円、香港ではドラえもんが首位

中国でも新年に映画館へ足を運び「新春映画」を楽しむ習慣がある。今年(2015年)2月19日の春節(旧暦の元旦)、中国本土の単日の映画館チケット売上が過去最高を記録したという。

マカオの日刊紙「澳門日報」が2月22日付紙面で中新社電を引用して報じた内容によると、中国の興行調査機関の統計で、春節単日の中国本土の映画館における映画上映回数は14万5000回、入場者数はのべ906万人、観賞チケット売上は3億5600万人民元(日本円換算:約68億円)に達したという。これまで最高だった昨年(2014年)6月28日の2億7800万人民元(約53億円)を大きく上回り、記録を塗り替えた。なお、春節2日目の売上も2億8300万人民元(約54億円)だったとのこと。

また、香港の日刊紙「アップルデイリー」が2月21日付電子版で報じた内容によると、香港の映画館では、新春映画として春節から上映がスタートした日本のアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」の初日の観賞チケット売上が333万香港ドル(約5100万円)となり、単日過去最高額を更新したという。前売り券の売上も780万香港ドル(約1億2000万円)を超え、記録的な大ヒット作になると予想されている。

「STAND BY ME ドラえもん」の公式ウェブサイトによると、中華圏における同作品の上映エリアは香港、マカオ、台湾となっており、中国本土は含まれない。

「STAND BY ME ドラえもん」を上映するマカオ市内の映画館前にできた長い行列=2月22日—本紙撮影

「STAND BY ME ドラえもん」を上映するマカオ市内の映画館前にできた長い行列=2月22日—本紙撮影

 

「STAND BY ME ドラえもん」を上映するマカオ市内の映画館前にできた長い行列=2月22日—本紙撮影

「STAND BY ME ドラえもん」を上映するマカオ市内の映画館前にできた長い行列=2月22日—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は4月30日、中国本土の警察当局と連携し、「練功券」と呼ばれる銀行員のトレーニン…
  2.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  3.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は5月1日、今年(2024年)4月の月次カジノ売上(粗収益、…
  4.  マカオでは例年通り5月1日に海開きを迎えた。10月31日までがマカオの遊泳シーズンとなる。 …
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴー…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun