ピーチ航空、マカオ就航へ前向き=今年中実現か?

先日シンガポールで開催された航空フェアの会場で、マカオ国際空港運営会社にあたるCAMと日本のLCC(格安航空会社)大手のピーチ航空の関係者が会談を行い、マカオへの新規就航に向けた前向きな話し合いが行われていたことが明らかになった。

マカオ国際空港が2月22日に発表した内容によると、CAMマーケティング部のエリック・フォン(方曉健)ダイレクターからピーチ航空の井上慎一社長に対し、今年中のマカオ就航を打診したという。これに対し、ピーチ航空側からマカオは次の就航目標だとする前向きな回答を得たとのこと。

マカオ国際空港と日本を結ぶ路線は、マカオ航空が東京(成田)に週4便、大阪(関西)に週4便(3月29日からデイリー化)を運航しているのみ。過去にLCCのビバマカオ航空が東京(成田)線を運航していた時期もあるが、同社はすでに解散している。

ピーチ航空は大阪(関西)及び沖縄(那覇)と香港を結ぶ路線を持つ。香港国際空港とマカオ国際空港との間は海を隔てておよそ50キロの距離にある。

関西国際空港に駐機中のピーチ航空機(資料)—本紙撮影

関西国際空港に駐機中のピーチ航空機(資料)—本紙撮影


ピーチ航空の井上慎一社長(中央)とマカオ国際空港運営会社CAMのエリック・フォン(方曉健)マーケティング部ダイレクター(右から2番目)=シンガポール(写真:CAM)

ピーチ航空の井上慎一社長(中央)とマカオ国際空港運営会社CAMのエリック・フォン(方曉健)マーケティング部ダイレクター(右から2番目)=シンガポール(写真:CAM)

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