弁当にネズミ…11人が体調不良訴える=マカオの路上で違法販売、製造担当したレストランを営業停止処分に

マカオ・コタイ地区の大型カジノIR(統合型リゾート)MGMコタイの建設現場で1月16日午前、現場周辺の路上で違法販売されていた弁当を食べた14人の作業員のうち、11人が体調不良を訴えたという。

マカオ食品安全当局によると、14人が弁当を食べていたところ、1つの弁当の中にネズミの死骸が入っているのが見つかり、これに前後して11人が嘔吐や腹痛などの症状を相次ぎ訴えたとのこと。11人のうち3人は救急車で病院に搬送され、残る8人についても自力で病院へ向かったが、幸い症状は軽く、入院には至らなかったという。患者はいずれも中国本土出身で、年齢は25〜51歳。

その後、同局がこの弁当を路上にブースを設営して違法販売していた人物を検挙するとともに、35キログラム分の弁当のおかずと複数点の調理器具を押収。同時に、おかずを製造を担当したとみられるマカオ半島提督馬路にある蓮昌茶餐廳へ立ち入り検査を実施したところ、衛生状況が理想的ではないことが判明したため、この店を営業停止処分とした。

MGMコタイ建設現場(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

MGMコタイ建設現場(資料)=マカオ・コタイ地区—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  香港金融管理局は5月17日、香港におけるデジタル人民元の実証実験範囲を拡大し、香港の携帯電話番号…
  2.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社がマカオ特別行政区の成立25周年を記念して…
  3.  マカオ政府統計調査局は5月17日、今年第1四半期(2024年1〜3月)の民間建築及び 不動産取引…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が今週末の3日間(2024年5月17〜19日)にかけて香港・将軍澳エ…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun