巨大アヒル「ラバーダック」がマカオへ=4月29日から約1ヶ月間展示

オランダの芸術家、フロレンティン・ホフマン氏が制作したアヒルのおもちゃを巨大化した「ラバーダック(漢字表記:黄色小鴨)」と呼ばれるパブリックアート作品が今年(2016年)4月末からおよそ1ヶ月間マカオで展示されることが公式サイトで発表された。

ラバーダックツアーチャイナ(大黄鴨中国之旅)の公式ウェブサイトが3月24日付で発表した内容によると、「ラバーダックマカオツアー(黄色小鴨澳門游)」と題し、4月29日からから5月27日まで、マカオ半島新口岸地区のマカオ科学館と観音像の間の海上にラバーダックを展示する。

マカオの日刊紙澳門日報が3月24日付紙面で報じた記事によれば、今回マカオで展示されるラバーダックのサイズは直径15メートル、高さ18メートル、長さ20〜21メートルとのこと。期間中、マカオ科学館で世界を巡るラバーダックの写真展を開催するほか、土・日曜には科学館前広場にファミリー向けの無料ゲームコーナーを設けるなど、関連プログラムも多数用意される予定という。

マカオ・荷蘭園大馬路に掲出された「ラバーダック」イベントの告知パネル(資料)—本紙撮影

マカオ・荷蘭園大馬路に掲出された「ラバーダック」イベントの告知パネル(資料)—本紙撮影

イベントを主催するのはマカオの非営利団体の澳門文化創意芸術協会で、マカオの食品系土産チェーン大手の澳門咀香園餅家が冠スポンサーとなった。また、マカオ政府旅遊局(観光局)ほか、複数の政府部門が後援として名を連ねる。

ラバーダックは2007年から世界各地で展示されており、各地で話題を集めるイベントとなっている。

ラバーダックが展示予定地。マカオ科学館前から観音像方向を望む(資料)—本紙撮影

ラバーダックが展示予定地。マカオ科学館前から観音像方向を望む(資料)—本紙撮影

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