マカオのドラッグストアにオロナインH軟膏の偽物=税関当局が取り締まり実施

昨今、マカオのドラッグストアでも日本ブランドの医薬品、コスメティック商品、日用品などを多く見かけるようになった。しかしながら、日本語の文字を配するなどして日本製品に見せかけた日本とは無関係の商品も散見される。

マカオ税関は8月25日、マカオの一部ドラッグで日本の「オロナインH軟膏」の偽物が売られているとの通報を受け、3日間にわたって取り締まりを実施した結果、3店のドラッグストアと2店の卸売業者から合計925点、総額約7万パタカ(日本円換算:約88万円)相当の正規品を模したパッケージの商品が見つかったことを明らかにした。

ドラッグストア内を捜索する税関職員(写真:マカオ税関)

ドラッグストア内を捜索する税関職員(写真:マカオ税関)

税関は、当該店舗の関係者5人に対して事情聴取を行い、最終的に卸売業者のオーナー(61)とドラッグストア本部の仕入部門のアシスタント(28)の2人を産業財産権法違反の疑いで検挙した。

マカオのドラッグストアで販売されている正規品のオロナインH軟膏は中国語と英語でブランド名や注意書きなど記載された輸出用パッケージとなっている。

マカオ税関が押収したオロナインH軟膏の偽物(写真:マカオ税関)

マカオ税関が押収したオロナインH軟膏の偽物(写真:マカオ税関)

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