マカオカジノIR運営大手サンズチャイナが16年Q3決算短信発表=カジノ売上復調で増収

米国、マカオ、シンガポールでカジノIR(統合型リゾート)を運営する米ラスベガスサンズグループ(LVS)傘下でマカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、サンズチャイナ社は11月8日、今年第3四半期(7〜9月期)の決算短信を発表。

米国会計基準によるサンズチャイナ社の今年第3四半期の売上高は前年同期から3.9%増の17.13億米ドル(日本円換算:約1795億円)、調整後EBITDAは15.2%増の6.28億米ドル(約658億円)、純利益は5.7%減の3.25億米ドル(約341億円)だった。

なお、同社の今年第3四半期のカジノ売上は4.4%増の14.40億米ドル(約1509億円)。マカオ政府のギャンブル監理部門にあたるDICJの統計データによれば、今年第3四半期のマカオ全体のカジノ売上は1.2%増となっており、平均を大きく上回る結果だった。

サンズチャイナ社はマカオのマカオ半島新口岸地区でサンズマカオ、コタイ地区でヴェネチアンマカオ、プラザマカオ、サンズコタイセントラルの大型IR施設を運営しており、今年第3四半期内の9月13日にコタイ地区で新規IR施設、パリジャンマカオが新たにオープンした。パリジャンマカオの第三四半期における営業日は18日間で、売上高は6770万米ドル(約71億円)だった。

サンズチャイナ社の今年1〜9月累計の売上高は前年同期比6.9%減の48.07億米ドル(約5037億円)、調整後EBITDAは0.4%減の16.34億米ドル(約1712億円)、純利益は18.9%減の8.76億米ドル(約918億円)。

サンズコタイセントラルからヴェネチアンマカオ(右)、プラザマカオ(左)を望む(資料)=2016年5月、マカオ・コタイ地区ー本紙撮影

サンズコタイセントラルからヴェネチアンマカオ(右)、プラザマカオ(左)を望む(資料)=2016年5月、マカオ・コタイ地区ー本紙撮影

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