香港政府が「南京事件」追悼式典開催…79周年=マカオはなし

香港特別行政区政府は中国中央政府が2014年に公祭日化した南京事件追悼記念日(正式名称:南京大屠殺死難者国家公祭日)にあたる12月13日、香港海防博物館で「南京事件」追悼式典を開催。

式典には中国中央政府出先機関の代表、梁振英香港行政長官、香港政府高官、香港司法機関代表、香港立法会議員らが出席した。

なお、香港と同じ中国の特別行政区のマカオでは、今年は政府主催の追悼式典が開催されなかった。

南京事件は、日中戦争初期の1937年に旧日本軍が中国・南京市(当時の中華民国の首都)をめぐる攻略戦において、中国軍の便衣兵、敗残兵、捕虜、一般市民などを殺害したとされるもの。事件の存否、死者数など、日本と中国それぞれで考え方は諸説あり、論争が続いている。

南京事件追悼記念日が公祭日化した2014年には、香港及びマカオでも大規模な追悼式典が開催された。来年(2017年)は80周年を迎える。

香港特別行政区政府主催の南京事件追悼式典=2016年12月13日、香港海防博物館堡壘大堂(写真:news.gov.hk)

香港特別行政区政府主催の南京事件追悼式典=2016年12月13日、香港海防博物館堡壘大堂(写真:news.gov.hk)

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