マカオの年間公共路線バス利用者数2億人突破…一部路線で増発対応

マカオ政府交通事務局が2月11日に発出したプレスリリースによれば、昨年(2016年)の公共路線バス利用者数が2億人を突破(1日平均55万人超)し、今年もさらに増加する見通しであるという。

また、公共路線バスを運営事業者(TRANSMAC、TCM、NEW ERAの3社)が繁忙時間帯におけるテスト増発をしたところ、効果があったことが確認されたとし、2月13日から「3」、「3A」、「MT4」の3路線について、午前7時から午前9時半までの間の13本の増発を恒常実施することが決まったとのこと。

同局では、今後も3社と連携し、路線の新設、運行時間帯の延長、増発、車両の大型化など、バスサービスの向上に努めるとした。

マカオは面積およそ30平方キロ、人口およそ65万人の小さな都市だが、インバウンド旅客数は年間3000万人以上にも達している。目下、マカオ初の軌道系大量輸送機関となるマカオLRT(新交通システム)が建設中で、2019年頃に一部が開通予定となっている。

混雑が深刻化しているマカオの路線バス(資料)=プラサ・フェレイラ・アマラル・バスターミナル—本紙撮影

混雑が深刻化しているマカオの路線バス(資料)=プラサ・フェレイラ・アマラル・バスターミナル—本紙撮影

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