広東省・香港・マカオの警察が連携…同一時間に一斉取り締まり実施

今年(2017年)3月5日から広東省公安庁、香港警務処、マカオ警察総局が連携し、越境組織犯罪の抑止と摘発、区域内の治安維持などを目指す「落雷17」作戦がスタートした。

マカオ警察総局は3月17日、警察官250人、6頭の警察犬などを出し、広東省及び香港警察当局と同一時間帯にマカオ半島及びコタイ地区の複数のカジノ施設、カラオケ店、バーなどを対象とした大規模一斉取り締まりを実施。

午後11時から翌午前3時40分にかけて1101人(男子778人、女子323人)に対する身分証の確認などを行い、詳しい調査を必要とする44人(男子37人、女子7人)が警察署に連行された。このうち、中国人3人(男子1人、女子1人)及びフィリピン人女子1人がオーバーステイ、ネパール人男子1人が出頭命令期限遅れの違反者であると発覚し、送検された。

マカオ市内における一斉取り締まりの様子(写真:マカオ警察総局)

マカオ市内における一斉取り締まりの様子(写真:マカオ警察総局)

このほか、カジノ施設内で16歳未満のマカオ人少年が見つかり、カジノ監理部門DICJが調査を行なっているとのこと。

マカオ警察総局では、継続してマカオの治安情勢を注視すると同時に、広東省、香港、マカオの警務協力及び情報交流を強化し、越境犯罪の撲滅と区域間の安全と安定の維持に努めるとしている。

警察犬による調査の様子(写真:マカオ警察総局)

警察犬による調査の様子(写真:マカオ警察総局)

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