マカオ警察、禁煙Gメンを罵倒した男の身柄拘束

世界的な健康意識の高まりを受け、マカオでは屋内公共エリア及び公園などの大半を禁煙とする「新禁煙法」が2012年元旦から施行された。違反者には最高600パタカ(日本円換算:約8330円)の罰金が科せられ、マカオ政府衛生局(SSM)の法執行官(禁煙Gメン)が昼夜を問わず巡回取り締まりを行っている。

SSMによれば、4月14日に禁煙Gメンがマカオ半島北部の黒沙環公園を巡回中、1名の男性違法喫煙者を発見。違反切符を交付するため身分証の提示を求めた際、男性は激昂して罵詈雑言を浴び続けた上、何度も逃走を図ろうとし、警察官にしか身分証を提示しないと主張して全く指示に従わなかったという。その後、警察に協力を要請し、現場に駆けつけた警察官が男の身柄を拘束した。

SSMでは法執行官である禁煙Gメンを悪意を持って罵倒した男性の行為について、厳しく責任を追及するとの声明を発表。違法喫煙の取り締まりを受けた際に協力を拒絶した場合、罪に問われる可能性もあるとし、市民に対して違法喫煙の取り締まりへの理解を求めた。

巡回を行うマカオ政府衛生局の禁煙Gメンたち(写真:SSM)

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