マカオカジノIR運営大手GEG、第1四半期増収…マスゲーミング売上15%増

マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(銀河娯樂集團、以下GEG)は10月26日、今年第1四半期(2017年1〜3月期)の監査前業績を公表した。

同社の今年第1四半期の売上高は前年同期から5%増となる141億香港ドル(日本円換算:約2045億円)、調整後EBITDAは31%増となる32億香港ドル(約464億円)。

同社マネジメント層基準計算による今年第1四半期のカジノ売上は、3%増の131億香港ドル(約1900億円)。部門別の内訳は、マスゲーミング(いわゆる平場)による売上が15%増の58億香港ドル(約841億円)、VIPルームが5%減の68億香港ドル(約986億円)など。

GEGはマカオ半島で「スターワールドマカオ」、コタイ地区で「ギャラクシーマカオ」、「ブロードウェイマカオ」の各カジノIR(統合型リゾート)、中小ホテルに併設するフランチャイズ形式のカジノ施設「シティクラブ」を運営している。今後、コタイ地区の旗艦施設ギャラクシーマカオの第3期、第4期拡張部の工事に着手するほか、日本のカジノ市場への参入を視野に入れ、今年第1四半期にモナコの同業モンテカルロSCMと戦略パートナーシップを締結した。

傘下IRに併設する7つのホテルの客室稼働率は97%だった。

GEGの旗艦施設、ギャラクシーマカオの俯瞰(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

GEGの旗艦施設、ギャラクシーマカオの俯瞰(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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