マカオの銀行員平均月給3.5%増、人材需給は安定=17年第1四半期統計

マカオ政府統計調査局は5月22日、今年第1四半期(2017年1〜3月)の銀行業人材需給及び報酬調査統計を公表した。

今年第1季末時点でマカオにある28の銀行に勤務するフルタイムの行員数は6053人で、前年の同じ時期から53人の増加となった。このうち管理職が1626人、窓口係749人を含む一般事務職が2030人。

今年3月のフルタイム行員の平均月給(賞与等臨時給含まず)は前年同月から3.5%増の2万6020パタカ(日本円換算:約36.0万円)。窓口係に限ると0.4%増の1万5380パタカ(約21.3万円)。

第1四半期末時点における空きポジションは前年の同じ時期から横ばいの245、一般事務職の空きポジションは147、このうち窓口係が32。

採用条件に関しては、64.5%が職務経験、96.3%が高等教育学歴、98.4%が中国語(いわゆる北京語)、97.1%が英語能力をそれぞれ必要とした。

第1四半期の新規採用数は174人、離職率は前年の同じ時期から0.1ポイント上昇の3.0%、雇用率は0.2ポイント上昇の2.9%で、人材需給バランスの安定を反映する結果だった。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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