マカオ、総体失業率2.0%維持=17年5〜7月期雇用統計

マカオ政府統計調査局は8月28日、今年(2017年)5〜7月期の雇用統計を公表。総体失業率は2.0%、不完全雇用率は0.4%で、いずれも前回調査(4〜6月期)から横ばいだった。マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率は0.1ポイント上昇の2.8%。

マカオの総体失業率は2015年2〜4月期まで史上最良水準の1.7%、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、以降は2.0%で推移している。

今年5〜7月期の労働人口は39.21万人、労働参加率は71.4%。このうち、総就業人口は前回調査時から1800人増の38.41万人、マカオ居民に限ると1600人増の28.26万人。

前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が0.9%減の8.01万人、卸売・リテール業が0.2%増の4.70万人、建設業が2.2%減の3.42万人、ホテル業が0.9%増の3.19万人、飲食業が3.1%増の2.45万人だった。

失業人口は前回調査時から100人増の8000人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は4.4ポイント上昇の15.2%。

前年の同じ時期との比較では、労働参加率が1.1ポイント、不完全雇用が0.1ポイントの下落、失業率は0.1ポイントの上昇。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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