マカオのホテル業フルタイム従業員数6.8%増、人材需給安定…平均月給は4.9%増=18年第3四半期統計

マカオ政府統計調査局は11月29日、今年第3四半期(2018年7〜9月)のホテル人材需給及び報酬調査統計を公表した。

今年第3季末時点におけるホテル業界のフルタイム従業員数は5万8255人で、前年の同じ時期から6.8%の増加だった。今年9月のフルタイム従業員の平均月給(賞与等臨時給含まず)は前年同月から4.9%増の1万8040マカオパタカ(日本円換算:約25.4万円)。

第3四半期末時点における空きポジションは前年の同じ時期から215枠増の2436枠。空きポジションの採用条件に関しては、72.6%が中国語(いわゆる北京語)、42.9%が英語能力をそれぞれ必要とした。

第3四半期の雇用率は6.4%、離職率は5.2%で、前年の同じ時期から0.3ポイント、0.5ポイントのそれぞれ上昇で、人材需給が比較的安定している状況を示す結果となった。

近年、マカオでは新興埋立地のコタイ地区及びマカオ半島の沿岸地区を中心に大型カジノIR(統合型リゾート)、ホテルを含む複合ビル等の建設ラッシュが続いている。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

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