海の上からマカオを望む観光クルーズ船が就航…タイパフェリーターミナルとコロアンヴィレッジ結ぶ

海の上からマカオを望む新たな観光アトラクションが登場。シュンタック・チャイナトラベル・シップマネジメント社は12月8日、観光クルーズサービスの「マカオクルーズ(澳門海上遊)」を立ち上げた。

同日から、タイパ島・北安地区にあるタイパフェリーターミナルとコロアン島・コロアンヴィレッジにあるコロアンピアの間を結ぶクルーズ船を1日1往復運航。今年(2018年)12月20日以降、平日は1日3往復、週末と祝日には4往復に増便予定とのこと。

ちなみに、景色を楽しめるようスピードはゆっくりのため、所要時間は片道およそ45分。運賃は片道大人1人あたり100マカオパタカ(日本円換算:約1400円)となっている。

同社はサービス立ち上げにあたって43人乗りの新造船を2艘導入。今後、マカオ半島南部の世界遺産・媽閣廟前にあるアーマーピアとタイパフェリーターミナル、コロアンピアをそれぞれ結ぶ新路線の開設予定もあるという。定期便以外に貸切利用にも対応するとしている。

タイパフェリーターミナルに停泊中の「マカオクルーズ」の船舶(写真:Shun Tak-China Travel Ship Management Limited)

タイパフェリーターミナルに停泊中の「マカオクルーズ」の船舶(写真:Shun Tak-China Travel Ship Management Limited)


マカオの新旧と東西文化の融合をテーマにしたという「マカオクルーズ」の船内インテリア(写真:Shun Tak-China Travel Ship Management Limited)

マカオの新旧と東西文化の融合をテーマにしたという「マカオクルーズ」の船内インテリア(写真:Shun Tak-China Travel Ship Management Limited)


「マカオクルーズ」の航路イメージ(図版:Shun Tak-China Travel Ship Management Limited)

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