マカオ政府統計調査局は4月30日、今年（2019年）3月の商品貿易統計を公表した。

今年3月の商品貿易輸出総額は前年同月から15.5%増の11.9億マカオパタカ（日本円換算：約164.2億円）。このうち、再輸出は22.2%増の10.7億マカオパタカ（約147.7億円）で、コスメティック・スキンケア用品が3.6倍、光学機器が1.8倍のそれぞれ大幅増。マカオ製の商品の輸出は23.9%減の1.2億マカオパタカ（約16.6億円）で、中でも銅・銅製品が35.2%の顕著な減。商品貿易輸入総額は3.3%減の72.4億マカオパタカ（約999.3億円）で、コスメティック・スキンケア用品が31.0%、衣料品・靴類が19.4%増だった一方、建設資材、携帯電話、食品・飲料がそれぞれ47.0%、18.0%、15.9%の減。同月の商品貿易赤字は60.5億マカオパタカ（約835.0億円）。

今年1〜3月累計の主要輸出先別は、中国本土が12.2%減の4.2億マカオパタカ（約58.0億円）、香港が34.2%増の25.8億マカオパタカ（約356.1億円）、米国が62.9%増の5191万マカオパタカ（約7.2億円）、EUが3.0%減の3874万マカオパタカ（約5.3億円）。品目別では、非紡績商品が22.0%増の34.0億マカオパタカ（約469.3億円）で、コスメティック・スキンケア用品が4.1倍増の1.6億マカオパタカ（約22.1億円）だった一方、粉ミルクは76.7%減の4631万マカオパタカ（約6.4億円）。紡績品及び衣類は29.8%増の2.4億マカオパタカ（約33.1億円）。

主要輸入元については、中国本土が3.3%減の73.8億マカオパタカ（約1018.6億円）、EUが1.2%増の59.1億マカオパタカ（約815.7億円）。品目別では、消費財が6.5%増の153.0億マカオパタカ（約2111.7億円）。このうち、衣料品・靴類が29.8%増の23.3億マカオパタカ（約321.6億円）、コスメティック・スキンケア用品が32.3%増の15.2億マカオパタカ（約209.8億円）、燃料・潤滑油が1.0%増の15.8億マカオパタカ（約218.1億円）、携帯電話が25.9%減の16.1億マカオパタカ（約222.2億円）、建築資材が43.9%減の3.3億マカオパタカ（約45.5億円）だった。

今年1〜3月累計の対外商品貿易総額は前年同時期から0.5%増の254.2億マカオパタカ（約3508.4億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）