マカオ、労働節ホリデー4日間のインバウンド旅客数が60万人超に達する見込み…対前年2割増

中国本土で大型連休となる労働節ホリデー(五・一假期)シーズンは年間延べ約3580万人(昨年実績)のインバウンド旅客を誇るアジア有数の観光都市マカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。

出入境管理を管轄するマカオ治安警察局は4月30日、労働節ホリデー4日間(5月1〜4日)の出入境旅客数が延べ220万人超、インバウンド旅客に限ると延べ60万人超に達するとの予測を発表した。いずれも前年同時期から2割増。

同局では、各イミグレーション施設におけるスムーズな通関のため、状況に応じて出入境審査窓口を増やして対応できる体制を整えているほか、治安と秩序維持のため観光名所及び幹線道路周辺を中心に警察官の巡回を増やし、混雑状況によって通行規制の実施も計画しているとした。

同局が4月16日に公表した資料によれば、今年(2019年)1〜3月の出入境旅客数は前年同時期から12.6%増の延べ4840万人、インバウンド旅客に限ると21.2%増の1035万人だった。近年、インバウンド旅客数は右肩上がりの成長を続けているが、昨年10月に港珠澳大橋が開通して以降、伸長幅が一層拡大している状況。

マカオ半島北部にある中国本土との主要な陸ろの玄関口、關閘イミグレーション施設(写真:マカオ治安警察局)

マカオ半島北部にある中国本土との主要な陸路の玄関口、關閘イミグレーション施設(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は7月1日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の趨勢に関する情報収集・分…
  2.  マカオでは、アフターコロナ(2023年1月初頭〜)でインバウンド旅客数の急回復が続いており、直近…
  3.  マカオ政府財政局(DSF)が7月1日に公表した最新統計によれば、今年(2025年)6月前半の住宅…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  5.  マカオ司法警察局は6月30日、客との共謀による不正行為でカジノ運営企業からゲーミング(カジノ)チ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun