マカオへ向かう航空機内で窃盗事件が2日連続発生

マカオ治安警察局は7月5日、同月3日と4日にマカオへ向かう航空機内で多額の現金の窃盗事件が2件相次いで発生したと発表。

最初の事件は3日。マカオへ向かう航空機内で窃盗事件が発生したとの報を受け、マカオ国際空港着陸後、警察官が機内に入り、通報元の被害者と被疑者とみられる男1人に接触。被害者によれば、バックパックの中に入っていた3万9800マカオパタカ相当の各種通貨の現金を別の乗客1人が盗むのを目撃したとのこと。その後の調査で、被疑者の仲間とみられる男が機内にいたことも明らかとなり、2人の着衣、手荷物、座席の下などから盗んだとみられる現金が見つかった。被疑者2人はいずれも中国本土出身の男(年齢40代、50代)で、警察では加重窃盗罪で送検する方針。

続いて4日、上海から航空機でマカオへ到着した旅客がマカオ入境後、マカオ国際空港内で買い物をしようとしたところ、バックパックに入れていたおよそ2万3000マカオパタカ相当の人民元及び香港ドルの現金がなくなっていることに気づき、機内で盗まれたものとして警察に通報。被害者によれば、機内では頭上の荷物棚に収納していたとのこと。

昨今、マカオを往来する航空機内ではしばしばスリによる被害が発生している。

7月3日に発生した機内窃盗事件で被疑者2人が逮捕時に所持または座席の下に隠匿していた現金など(写真:マカオ治安警察局)

7月3日に発生した機内窃盗事件で被疑者2人が逮捕時に所持または座席の下に隠匿していた現金など(写真:マカオ治安警察局)

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